子どもと料理をする際のルール
前回、子どもと料理をする時におすすめの道具についてご紹介しましたが、今回は子どもをキッチンに招き入れる際に、子どもと共有したいルールについてお話します。子どもと料理をする時に一番大事なのは安全ですよね。ここが心配で子どもをキッチンに入れたくない、と感じているお母さんも多いと思いますが、子どもがちゃんと理解できるように伝え方を工夫すれば、子ども達は案外、しっかりとルールを守ってくれるものです。 包丁…
子どもがいると、毎日の食事の献立を考えるのが大変ですよね。私はこんな仕事をしていますが、特別、料理が得意というわけでも好きというわけでもないので、毎日の食事作りは、どちらかというと苦痛です(笑)。
たまには外食したりお惣菜を買ったりもしますが、基本的には自分で作ったごはんを家族に出すようにしています。それによって家族の健康が左右されると思うと、やっぱり責任重大だなって感じるので。
私は食育の仕事以外に医師としても働いており、正直、あまり料理に時間をかけられないうえ、そもそも料理が得意なわけではないので、凝った料理を作ったり、副菜を何品も作ったりすることは殆どありません。
でも、子ども達がバランスのとれた栄養を食事からしっかり摂取できるよう、1つだけ自分の中で決めているルールがあります。それは、1食の中に赤・黄・緑の三色食品群をそろえること。
三色食品群と言っても、細かいことは気にしていません。赤=たんぱく質源となる肉・魚・卵・大豆製品、黄色=主食になるごはん・パン・麺類、緑=お野菜と考えて、それぞれ必ず1品は入れるようにしているだけです。
本当は、黄色がどれくらい、赤はどれくらい、緑はどれくらい、とそれぞれの量までも気にした方が良いんですが、そうなると献立を考えること自体が面倒になってしまうので、私は1食の中に三色食品群を最低1品は含めることだけ、をルールにしています。
なので、たんぱく質としてゆで卵だけ、お野菜はミニトマトだけ、なんて事もよくあります。ただ、赤が少なかったと感じた場合は、次の食事で赤を多めにして不足分を補ったり、緑が少なかったと感じた場合は、次の食事で野菜たっぷりのお味噌汁を追加するなどして、1日通しての全体的なバランスが崩れないようには意識しています。
食事って毎日のことなので頑張り過ぎないことも大事だと思うんです。「子どもの健康のためなら!」と意気込む気持ちもわかりますが、献立を考えることに負担を感じていては、お母さんの健康によくありません。献立に対してストレスを感じている方は、まずは今回ご紹介した簡単ルール(三色食品群をそれぞれ1品だけ含める)だけ意識するようにしてみてください。
2022年11月16日
2025年09月04日
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