子どもと料理をする時の道具の選び方
家庭で子どもへの食育を実践する際、一番イメージしやすいのは子どもと一緒に料理をすることですよね。でも、私達母親にとって、子どもをキッチンに招き入れるのはなかなか勇気のいるもの。今回は、子どもが安全に、そして楽しく料理をするためにはどんな道具を選んだらいいのか、というお話をしますね。 包丁選びのポイント 料理をする際には様々な道具を使いますが、一番悩むのは包丁ですよね。包丁は使い方によっては大けがに…
前回、子どもと料理をする時におすすめの道具についてご紹介しましたが、今回は子どもをキッチンに招き入れる際に、子どもと共有したいルールについてお話します。子どもと料理をする時に一番大事なのは安全ですよね。ここが心配で子どもをキッチンに入れたくない、と感じているお母さんも多いと思いますが、子どもがちゃんと理解できるように伝え方を工夫すれば、子ども達は案外、しっかりとルールを守ってくれるものです。
キッチンで危険な事、と言われて思い浮かぶのは「包丁」ですよね。包丁の選び方に関しては前回の記事でご紹介していますが、使う時のルールを確認する事も大切です。一度にたくさん伝えても子ども達は理解できないので、私はポイントを3つに絞って伝えるようにしています。
「左手は猫の手」などの技術的な事は、実践する中で少しずつ身に付いていきます。最初のうちは二人羽織で、左手も大人がカバーしながら切るようにし、様子をみながら少しずつ介助量を減らすようにしていきましょう。
包丁の他にキッチンの危険といえば、「火」です。火傷は命に関わることもあるので、ここでのルールは特にしっかりと伝える必要があります。
子どもは楽しくなるとどうしても動きが大きくなりがちです。楽しく調理できているのは素敵な事ではありますが、火を使う時だけは少しクールダウンするように、毎回このルールを確認してから作業を始めるようにしています。特にお鍋の熱くなる場所の確認はしっかりとするようにしていて、お鍋のふちと持ち手の付け根の部分はうっかり触りがちなので、必ず毎回確認しています。
包丁を使う時も火を使う時も、その他気を付けて欲しいことがある時も、注意事項やルールは必ず作業に入る前に確認する、というのがポイントです。大人にとっては当たり前と感じている危険も、子ども達は経験していないので知らない事なのです。作業前にしっかりと伝える事で心の準備をしてから、作業できるようにしてあげると、危険もグンと減りますよ。
食育のためにはキッチンは楽しい場所である事が大切です。そのためにも、しっかりとルールを伝え、安全面に留意しながら楽しく調理できるといいですね。
2023年01月24日
2024年03月14日
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