羽山涼子Ryoko Hayama

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子どもの好き嫌い克服法

うちの長女は年長さんくらいの時に「それ嫌い」「それいや」と言う事が多い時期がありました😭食べ物に限らず、おもちゃや、遊びに行く場所まで何かと嫌がるそぶりを見せる。でも、2歳頃のイヤイヤ期とは違い、実際は本当に嫌なわけではなく、「嫌」と言うことを楽しんでいる感じでした。

ただ、厄介だったのは、そこから「嫌」の気持ちを自家発電してしまい本当に嫌になってしまう事もあったこと・・・実はこれって、食べ物の好き嫌いでも同じことが言えるんです。

最初はそんなに嫌いでもなかったのに

「誰かが嫌いって言った」

「食べている時にお母さんが怒っていた」

「たまたまいつもより硬かった」

「体調が悪い時に食べて、気持ち悪くなった」

などなど。

そんな小さなマイナスイメージが子どもの中でどんどん大きくなって、いつの間にか嫌いになってしまっているんです。

子どもの好き嫌いって味のせいじゃなくて、食べ物にマイナスなイメージがついちゃうことで嫌いになっている場合も多いんです。

だから、子どもが少しでもマイナスのイメージを持ちかけていたら、プラスに変換する働きかけをしてあげることが大切です。

実際、長女が何でも「嫌だと」言っていた頃は、食べ物以外のことも含め次のようなやり取りをしていました。

長女 「(テレビを見て)魔法使いって嫌い。魔法をかけられたら怖いから」
「でも、困った時には魔法で助けてくれるかもしれないよ」

長女「(妹がぬいぐるみで遊んでいるのを見て)青虫なんて可愛くない」
「でも青虫さんだって大きくなったら可愛い蝶々になるんだよ」

長女「ラーメン熱い」
「涼しくなってきたから体がポカポカして嬉しいね」
長女「ポカポカしたら汗かくから嫌」
「たくさん汗が出ると体の中がきれいになって元気が出るよ」

また、私が運営する食育スクール(青空キッチン)でも、生徒さんの苦手食材が出た時には、

生徒「加熱した時のエビの見た目が気持ち悪い・・・」
「シマシマ模様の可愛いペンダントみたいじゃない?」

生徒「今日は嫌いな茄子のメニューだから嫌だな・・・」
「他のクラスの子が今まで食べた中で一番おいしい茄子だったって言ってたよ」

のようにプラスの声かけをするように意識しています。実際、この2人は、試食の時には嫌がることなく「美味しい」と言って完食してくれました🤗

食べ物を前にした時、大人がマイナスな発言をしないように気を付ける事ももちろん大事です。ただし、子どもが既にマイナスなイメージを持っているようなら、そのイメージがプラスへプラスへ向くように声をかけてあげると、好き嫌い克服につながりますよ。

子どもが抱くマイナスなイメージは、ちょっとした工夫で意外と簡単に払拭されちゃうもんなんです。

2022年09月12日

2024年03月14日

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